「賞味期限」と「消費期限」

売られている食品に、「賞味期限」と「消費期限」が表示されているのですが、これ、似ているけど、いったいどういう意味?と疑問に思う方はいないでしょうか。

調べてみると、意味は少し、いやかなり違うのです。

まずは、消費期限。
この消費期限を過ぎたら、食べるのがやめましょう。 食べるとやばいっす!

消費期限は、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のことです。

ですから、お弁当、肉、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品には「消費期限」と表示されています。

ということは、消費期限をすぎた食品は、食べると食中毒につながることがあるので、食べるのはやめましょう。

次に、賞味期限。
この賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではないのです。食べられます。

賞味期限は、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「おいしく食べられる期限」のことです。

ですから、スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に、「賞味期限」と表示されています。

ということは、賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。

消費期限と賞味期限を知っていると、もし、賞味期限が切れている食品を見つけても、気安く捨てるのではなく、匂いや見た目などをもとに食べられるかどうかを判断して、食べられるものは食べるのが食品ロスを減らすことにつながります。

以下は、農林水産省のウェブページです。
https://em-tr270.com/L90494/b300/113081

これって、家庭科における基本的な事項ですかね。