今日は、学研教育総合研究所の「小学生白書」から、「悩み事の相談相手」について紹介します。
「小学生白書」2020年8月調査
https://em-tr270.com/L90494/b300/113171
小学生は、いったい誰に悩みを相談しているのでしょうか。
これは、お母さんが多いと予想がつくと思います。
ですが、どのくらいの子がお母さんに相談しているのだと思いますか。
では、ランキング。
1位 「母親」86.3%
2位 「父親」43.3%
3位 「友だち」23.8%
4位 「きょうだい」9.5%「学校の先生」9.5%
相談相手として母親が圧倒的でした。2位の父親の倍のスコアです。
母親はどの学年も、そして、男女問わず、ほぼ80%です。
一方、父親は、男子より女子の相談率が低く(男子平均50.5%、女子平均36.0%)、特に56年の女子は顕著で、ともに25.0%です。
ただ、母親・父親が相談相手として多いといっても、家庭に何らかの事情があって、母親・父親に相談できないということが起こりえます。
ですから、教師が相談に乗ってあげられる体勢を作っておくことも必要です。
それは、日記を使ったり、面談を設定したりして相談できる「環境」をつくっておくことです。
ぜひ、「先生は相談事ウェルカムだよ」というメッセージを送っておきましょう。