主語と述語を対応させることは、文章を書く上で、必須のことでありながら、難しいことです。
昨日は、教育トークライン2021年6月号における三浦宏和氏の論考から、「文のねじれを、省かれた?述語を補うことで直す」やり方を紹介しました。
今日は、「主語と述語を対応させる」やり方を紹介します。
「私たちは、昨日の午後、学級会が開かれました。」
これは、そもそも、
私たちは開きました。
と
学級会が開かれました。
が、混同されています。
これは、「私たちは」に述語を対応させるわけです。
すると、
私たちは、昨日の午後、学級会を開きました。」
となります。
この主語と述語の対応は大人にとっては簡単なことなのですが、慣れない子供にとっては、意外と難しいことなのです。
ですから、まず、2つの主語のうち、1つに主語を確定させることが必要です。この主語の確定は、最初は教師が指示して行いますが、しだいに子供にさせていくようにします。
大人でも(私でも)、意識しないと、主語と述語がねじれていきます。
ぜひ、子供のうちから、「主語と述語のねじれを直す問題」を、クイズのようにやっておきましょう。