「まさか」で先手を打つ

昨日、マイナス発言をなくすために、教育トークラインに掲載された長谷川博之氏の予防のために「先手」を打つことを話題にしました。

この「先手」というのは本当に大切で、こんなトラブルが起こりうる、こんな嫌な言動が起こりうるという、それまでの経験に基づいた教育技術だと思います。

その「先手」の言葉として、私は、

「まさか」

という言葉をけっこう使っていました。

「まさか、・・する人はいないよね」
「まさかと思うけど」

そんなに深刻?な使い方をするわけではありません。

健康診断で保健室に行く前に、

「まさか、保健室に行って待っているときに、前の子をくすぐるなんて子はいないよね。」

というように、念を押すのです。

「まさか、掃除で自分の分担が終わったら、それでおしまい、終わっていなところを手伝わないなんて子はいないよね。」

というように、ちょっと釘をさすのです。

この「まさか」は、授業中も使えます。

写真を見て、「わかったこと、気づいたこと、思ったことをたくさん書きなさい」と指示して、3分ほどたった頃、こんなふうに言うのです。

「まさか、5個なんてことはないよね」

というように、少しプレッシャーをかけるのです。

ぜひ、軽く「まさか」を使ってみてください。