ネットに公開されたら「イヤだな」と感じる写真は

昨日紹介した神奈川県警が開発した「サイバー教室用教材」を、自分が授業をしたり、授業を受けたりするつもりになって、見ていました。

このコンテンツは、SNSに潜むリスクや適切な使い方をまとめたもので、ホームページで公開して学校での活用できるものです。

「サイバー教室用教材「SNSの上手な使い方を考えよう!」
https://em-tr270.com/L90494/b300/113911

その中に、

「自分との相手の違いを考えてみよう」

というコンテンツがあって、「教材のねらい・ポイント」は次のように記されているのです。

「ネットに公開されたらイヤな写真」を選び,他者と考えを比較することで「自分はイヤじゃない」と思っている写真でも,他者にとっては「イヤと思う可能性がある」こと学習させます。グループだけではなく,全体で選んだ写真に挙手させると意見の違いが明確になります。

実際の授業は、こんな問いで始まります。

問  あなたが、ネットに公開されたら「イヤだな」と感じる写真は、どれ?

この問いに対して、3つの写真が提示されます。

1 自分の寝顔
2 自分の変顔
3 自分の部屋

私はどれも嫌だなと思いますが。
強いて、これならいいかというのを選ぶとしたら、自分の変顔でしょうか。

おそらく、授業では、「これは絶対いやだ」「これならいい」というのはバラバラになると思います。

その違いを考えるのがポイントです。

「自分は相手とどれぐらい違いますか?」

少しばかり変な発問ですが、とにかく、友達と自分の感性・思考が違うことを認識してもらえば良いのです。

その上で、

「 人によって、「公開してもよいと思う写真」は違う」

ことをわからせていきます。
自分がよいと思っても、相手にとって不愉快なことがあるのです。

私も、気をつけなくてはいけないと思いました。