「国語に関する世論調査」マスクの影響

文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」(令和2年度版)の結果を公表しました。
https://em-tr270.com/L90494/b300/114601

今回の世論調査は、コロナ禍になってからの調査なので、マスクやオンラインによるコミュニケーションへの影響についての調査もされています。 (なお、全国16歳以上の個人(10代から70代まで)3794人の回答による調査結果となります。)

では、「マスクを着けると話し方や態度などが変わることがあると思うか」についての調査結果について見ていきます。

この調査に対して、全体の62.4%の人が「変わることがあると思う」を選択しています。

その上で、調査では、
「マスクを着けると変わることがあると思う点」について回答してもらっています。

その主な回答は、次のようです。
・声の大きさに気を付けるようになる 74.1%
・はっきりとした発音で話すようになる 57.5%
・相手との距離に気を付けるようになる 45.1%
・相手の表情や反応に気を付けるようになる 39.8%
・きちんと伝わっているか相手に確認するようになる 29.3%

これを見ると、相手に伝えるパワーが、マスクによって弱められている感じがするので、その点を補うように、大きさや発音に気をつけていることがわかります。

確かに、この声の大きさで聞こえるかな?と思いながら、強めの声で言っていますね。

その上で、マスク越しの表情を見て、「伝わっているかな?」と判断しながら話しているんですね。

いやいや、マスクごときに負けずに、話をしていきましょう。