10/8の岸田文雄内閣総理大臣の所信表明演説の締めくくりは、アフリカのことわざでした。
「最後になりますが、このようなことわざがあります。
「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」
新型コロナという目に見えない敵に対し、我々は、国民全員の団結力によって一歩一歩前進してきました。
(中略)
一人であれば、目的地に早く着くことができるかもしれません。しかし、仲間とならもっと遠く、はるか遠くまで行くことができます。私は、日本人の底力を信じています。」
調べてみると、英語ではこのように言うようです。
「If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. 」
私達は、とかく目の前の問題を早く処理することを優先しがちです。
しかし、もし、目指すべき学校像や学級像、教師像、そして、生き方といった遠くの目標を追い求めるなら、早さよりも「多様な考え」を活かしたり、じっくりと「合意形成」したり、「協力体勢」を構築したりすることが重要です。
自分だけで進んでも、たかがしれています。
遅々とした歩みでも、みんなで歩を進めれば、お互いに支え合って、きっと遠くまでいくことができます。
こんなことを考えさせてくれた、岸田首相の所信表明演説でした。