先生は、2年に1ぺん間違えます。

向山洋一氏にも、子供がくすっと笑うような「語録」があります。
その一つが、

「先生は、2年に1ぺん間違えます。」

です。

教師だって人間です。
ときには、凡ミスのような間違いを犯します。

例えば、
・教科書を間違って読んでしまう。
・日付を間違える
・曜日を間違える
・時間割を間違える
・筆順を間違える
・計算間違いをする
・場所を間違える
・・・
というように、私の場合は、ありとあらゆる間違いをしていました。

こんなとき、だいたい、子供の手前、照れ笑いもなんだし、スルーするのもなんだし、チョロっと謝って、なんとなく言い訳してごまかすものです。

それを、向山氏は、堂々と、

「先生は、2年に1ぺん間違えます。」

と言うのです。
なんだかすごそうですね。
もっとも、子供たちは「ほんとかねぇ」と聞いています。

でも、そのうち、また間違えますよね。
そして、同じセリフ。

「先生は、2年に1ぺん間違えます。」

すると、今度は子供からこんなことを言われます。

「うそだあ。先生は、1週間前にも間違えたよ」

ここで、向山氏は絶妙に返すのです。

「もう2年もたったのか!月日の流れるのは早いねえ」

子供たちは大笑いです。

向山氏のユーモアたっぷりのセリフ、私も使わせてもらっていました。