「魔の11月」は、季節性情動(感情)障害が原因?

クラスに「魔の11月」問題が起こる原因は、
・子供たちが目標を見失う
・クラスのほころび(隠れていた問題点)が表面化する
・教師も子供も慣れて、緊張感を失う
ということかもしれません。

しかし、どうも11月という「季節」が、問題を起こしているかもしれないのです。

それは、アメリカの精神科医のノーマン・ローゼンタールにより季節性情動(感情)障害、「冬季うつ病」として報告されたものです。

ウィキペディアでは、このように説明されています。

「季節性情動障害(英: Seasonal Affective Disorder; SAD)、季節性感情障害とは、うつ病のサブタイプの一つで、ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなどの症状が出る気分障害。冬季うつ病 (Winter Depression)、季節性うつ病(Seasonal depression)ともいう。」

この冬期うつ病は、10月頃から冬にかけて、うつ病が現れ、春先の3月頃になると良くなるというパターンを繰り返すのが特徴なのです。

どんよりした、寒い天気が続くと、気分がなんとなく落ち込んでいきますね。
それが、11月という冬の入口で起こるのです。

それが、子供たち、そして、先生にも知らず知らずのうちに起こっていて、「魔の11月」のようにクラスの荒れを引き起こしているのかもしれません。