PCR検査・抗原検査・抗体検査の違い

新型コロナウイルスの検査についての情報が出回るにつれて、いろいろな検査の名前を聞くようになりました。

いったいその検査の違いは何なのか、よくわかっていなかったので、調べてみました。

・PCR検査
・抗原検査
・抗体検査

この3つの検査の違いです。
皆さん、よくわかっていますか?

「PCR検査」
これは、「ウイルスの遺伝子」があるかどうかを調べる検査です。
専用の薬を用いて増幅させることで、ウイルスを検出しやすくしています。

よくテレビ等で映しているやり方、鼻や咽頭を拭って細胞を採取し、検査を行います。
このPCR検査は、体内にウイルスが検査時点で存在するかを調べるときに用います。

「抗原検査」
これは、ウイルス特有のタンパク質(抗原)があるかどうかをを調べる検査です。
用いるのは、ウイルスの抗体です。

PCR検査に比べ検出率は劣るとされます。
しかし、簡易なやり方で検査できて、短い時間で、特別な検査機器を必要としないので、すぐに判断が必要な場合に用いられることが多いそうです。

ちなみに、インフルエンザの検査をするときも、この抗原検査を行っていることが多いそうです。

「抗体検査」
これは、過去にそのウイルスに感染していたかどうかを調べる検査です。
ウイルスに感染すると形成されるタンパク質(抗体)が、血液中に存在するかを調べます。

ちなみに、ウイルスに感染した場合だけでなく、ワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性となると言います。

いかがですか。
皆さん、少しはわかってスッキリしましたか。
私は、そうかあ!ともやっとしていたものがわかって、よかったと思っています。

これから、何らかの検査をしなくてはならないときに、役立てたいと思います。