まとめテストの類題を示す

小学校では、テストといえば単元ごとのテストですね。その単元が終わったら、すぐテストを行います。
当然、記憶も新鮮で、テストの点数も上出来な子がたくさんになります。

しかし、期末にそれまでの総まとめとして行う期末テスト、年度末に学年の総まとめとして行う学年末テストは、点数がよくありません。

理由として、
・出題範囲が膨大である
・学習した時期からずいぶんたっている出題内容もあって、記憶が薄れている
ということがあります。

ここは、テストの捉え方なのですが、テストをその子の学習の度合いの測定に重きを置くのか、それとも、テストを学習するきっかけとすることに重きを置くのかによって、テスト前の扱いが変わってきます。

私は、テストでクールに測定することより、テストをきっかけに学習し直して、より確実に学習内容を身につけてほしいと考えています。

要するに、期末テスト、学年末テストも、それなりの準備をさせて、よい点数をとらせたいのです。

教育トークライン2021年11月号に、石坂陽氏が、わずかですが、このことにふれていて、共感しました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/114971

「左記の写真(教室の黒板に書かれているもの)は、教科書巻末のどの問題が、まとめテストの類題として出るか示したものである。こうすれば、算数が苦手な子供もテスト勉強して成果を上げることができる。」

私は、このようなやり方をしたことはないのですが、まとめテストの類題を示すというやり方は、なるほどと思いました。

ぜひ、やってみてください。
苦手な子が事前に勉強して、少しでも身につけられたらと思います。