「お隣さんと相談」で自信をつけさせる

授業で教師が発問します。
しかし、その発問直後に子供たちに意見を求めても、簡単な発問でなければ、クラスの多くの子から意見・答えが返ってきません。

・自分の意見をまとめる時間を確保する。
・ノートに自分の意見を書いて固定する。

ことが必須だと考えています。

ですが、それだけでは、まだまだ自信がもてない子がいるのです。
そのために、ノートに書かれた意見を教師が見て、「それでいい」「すばらしい考えだ」「的確な意見だ」などと声をかけて、発表する自信をつけさせることもやります。

とはいえ、いつもいつも、同じでは授業がワンパターンになります。

そんなとき、活用するのが、

「お隣さんと相談」

です。

自分の考えをノートに書きつけさせた後に、この指示を出すのです。
このときの子供たちの様子を、教育トークライン2021年11月号に松浪由起氏が書いています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/114981

「自分の答えに自信のない生徒は、自分の考えを認めてもらって自信がもてるようになる。」
「一方、自分の答えに自信がある生徒も、周りの考えから新たな視点を得ることもある。」
「考えが思いつかない生徒には、周りの意見で納得したものを言えば良いと伝えてある。」

「お隣さんと相談」は、発表までのワンクッションなのですが、自分の意見に自信をもたせる手だてとして、かなり有効です。

子供達が「何かに自信なさそうだな」と思ったら、「お隣さんと相談」と言ってみてください。