「上澄み指名」だけはやめよう

教室でよく見られる光景に、教師が問い、それに子供が挙手して答えるというものがあります。

しかし、教師の問いに挙手して答えるのは、勉強のできる優等生や活発な子ばかりなのです。

このことを、先日授業名人として紹介した野口芳宏氏は、

「上澄み指名」

と呼んでいると、教育トークライン2021年11月号で、星野優子氏が紹介しています。
勉?のできる優等生や活発な子という「上澄み」ばかり相手にして、勉?の苦手な子やおとなしい子は置いてきぼりにしていると、「上澄み」という言葉で野口氏は指摘しているのです。

結局、挙手だけに頼るとそのような、優等生中心の授業になってしまいます。
私は、挙手による発言だけでなく、機械的な列指名もかなりの頻度で行っていました。

そんな列指名のメリットを、星野氏は、次のようにあげています。

・挙手をしない生徒にも応える機会を作ることができる。
・全体に緊張感をもたせることができる
・テンポよく授業が進められる

自分は、まだまだ「上澄み指名」をしているなと思ったら、ぜひ、積極的に「列指名」を取り入れてみてください。

教育トークライン
https://em-tr271.com/L90494/b300/114991