「ありがとう」を添えて褒める

褒めることの大切さは、様々なところで言われています。
しかし、褒めているわけではないけれど、自分を認めてくれていると思う行為があります。
それは、一般的に「承認」と言われている行為です。
この「承認」もとても大切なことで、褒めることの基盤となっていることだと思います。

「おはよう、・・さん」と挨拶することは、特に相手を褒めているわけではありません。
しかし、挨拶された方は、自分を認めてくれている、声をかけてくれていると思いずつ。
こんな「挨拶」のように、相手を認める言葉かけ・やりとりを「承認」と言うのです。

そんな「承認」の代表選手が、「ありがとう」です。

教え方セミナーにおいて、佐々木誠氏は、ただ褒めるだけでなく、「ありがとう」を添えて褒めるようにしていると述べています。

当番の子が、仕事をしている姿を見かけて、「ありがとう。 助かる。」と声をかけます。

給食当番の子が、てきぱきと動いている時に、「ありがとう。 時間より早く準備できる。」と声をかけます。

提出物を出した後、とんとんと揃える子に「・・さん、ありがとう 」と声をかけます。

友達の落ちたものを拾った子に「・・さん、ありがとう 」と声をかけます。

とにかく、
「ありがとう」
「助かる」
「感謝」
などの言葉を、連発しているのです。

そして、こんな「ありがとう」の連発は、他の子にも伝染していくと佐々木氏は言っています。

ぜひ、伝染するほど、「ありがとう」を連発していただきたいです。