「全員遊び」の提案

クラスみんなで遊ぶ、いわゆる「全員遊び」は、クラスの子供たち(教師も)を親密にさせるとともに、クラスへの愛着を形成させるのに、とても有効な手段です。

ただ、この全員遊びに反対する子がいます。「休み時間なのだから、自分の好きなことをしていたい」と言います。
これって、当然のことですよね。

ただ、学級をまとめていく際に、この全員遊びは有効な活動なので、ぜひともやりたいものです。

では、反対する子がいたとき、どのように提案(交渉)していくか、その提案方法を教育トークライン2021年12月号に松崎力氏が提示しています。 https://em-tr271.com/L90494/b300/115361

まず、反対・賛成双方の意見を聞きます。
もちろん、双方ともの意見を認め、どちらにも共感します。

次に、教師の思いを語ります。松崎氏はこのように言っています。

「先生も「昼休みは自分の好きなことを、自由にやりたいな」と思う時があります。でも、「学級の全員と遊びたいな」と思う時もあります。 普段遊んだことのない人と遊ぶと、「この人、こんなに楽しい人だったんだ」と新発見することがあったり、新しい友達ができたりすることもあります。」

このように、もっと仲良くなったり、新しいつながりができたり、クラスがまとまったりという恩恵を語るのです。

その上で、提案をします。
それは、

「1週間に1回、曜日を決めて全員遊びをする」

というものです。
これなら、反対した子たちも妥協してくれるのです。

ぜひ、全員遊びのときは、先生も加わってとっても楽しく遊んで、「全員遊びが楽しみだ」と言われるようなってほしいです。