幼児期にマシュマロを我慢できた子は、それからずっと成功した

マシュマロテストについて、一昨日から話題にしてきました。今日も、しつこく取り上げます。

マシュマロテストが注目を浴びたのは、そのテストそのものではありません。
注目を浴びたのは、子供たちのテストの結果と、その後の人生との相関が明らかにされたからです。
みんなが驚いたのは、その後のフォローアップ調査の結果です。

その後の調査では、マシュマロテストを受けた4歳半の時点での自制心の有無(マシュマロを食べなかった・食べた)は、10年たっても持続していました。 マシュマロを食べなかった子たちは、マシュマロを食べた子たちより、周囲からより優秀と評価されていることが判明したのです。

加えて、大学進学適性試験(SAT)の点数には、トータル・スコアで平均210ポイントの相違が認められました。

そして、この傾向は、生涯に渡って継続していて、マシュマロを我慢できた子は社会的に成功していることが明らかになっています。

強引かつシンプルに言うと、

「幼児期にマシュマロを我慢できた子は、それからずっと成功した」

のです。

こうして、幼児期においては、一般的な学力などの認知能力よりも、自制心のような「非認知能力」を養う必要が明らかにされたのでした。

「三つ子の魂、百まで」ということでしょうか。