「?」や「!」、「、」と「,」の扱い。

1/7、文化庁の文化審議会が、「公用文作成の考え方」を文部科学大臣に建議(提案)しました。
この「公用文作成の考え方」は、国家公務員の文書作成の手引となるもので、もちろん、教育公務員の教師もこの「公用文作成の考え方」にならって文書作成を行うことになります。

https://em-tr271.com/L90494/b300/115781

今回の「公用文作成の考え方」には、様々な変更点が盛り込まれているのですが、特徴的なものをいくつか提示してみます。

まず、「?」(疑問符)や「!」(感嘆符)の扱い。
このように書かれています。

「解説・広報等においては、必要に応じて「?」や「!」を用いてよい。
例)○○法が改正されたのを知っていますか?
  来月20日開催!」

このように、一般の人が見る広報文では、相手に伝わりやすくするために「?」「!」を使用できるようになったのです。

私にとっては、これまで、広報において「?」や「!」を使わなかったというのがビックリです。

次に、 「、」と「,」の扱い。
このように書かれています。

「句点には「。」と読点には「、」を用いることを原則とする。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい。」

これまで、横書きの読点として「,」(コンマ)を使うとされてきました。
ですから、教科書においても、横書きの記述では、読点はすべて「,」になっています。

しかし、これからは、「、」を原則とするので、縦書きと横書きの使い分けをしなくてよくなります。

これって、ぐっと便利というか、余計な意識を使わなくてすむので、よい変更だと思います。