尾喜代子氏が、向山洋一氏に、こんな質問をしています。
若い先生にとって、とても参考になるはずです。
教育トークライン
https://em-tr271.com/L90494/b300/116351
Q
クラスには活発に発言する子とそうでない子がいます。教師はどのように指導すればいいのでしょうか?
向山氏のA
「いろいろな形でほめてあげるといいです。」と言って、ノートを使って発言を促す手だてを紹介してくれています。
向山氏は、まず、何の手だても講じないと、おとなしい子は発言しないと言っています。
向山氏は、問いを黒板に書いて、「さあ、発言していってごらんなさい」と言ったら、クラスで発言する子は2割から3割だと指摘しているのです。 まさしく、その通り。
しかし、
「間違ってもいいから言ってごらんなさい」とか「・・さん、頑張って言って」とか教師が発言を促しても、効果はほとんどないと向山氏は言っています。
そうではなくて、その前の「仕込み」が大切なのです。
それは、
・ノートに意見を書かせる
・書いた意見を教師は見ておく
のです。
これなら、「・・さん、ノートにいいこと書いてあったよ。それを読んでごらんなさい。」と言えます。
ノートに意見を書かせることで、教師が見ることができて、子供はそれを「読めばよい」ことになるのです。
こうすれば、ずいぶん発表の敷居が低くなりますし、発表するモチベーションも上がりますね。
ぜひ、このことをルーティンにしてもらって、ノートに意見を書かせることを当たり前にしてほしいです。