この日曜日の3/6、東京マラソンを走ってきました。
とにもかくにも「完走」(完歩?のニュアンスもあり)しました。
私が、フルマラソンに挑戦する中で、一番の学び・収穫だと思われるものは、
「はるか彼方と思われる目標にも、一歩ずつ歩んでいけば、必ず到達できる」
という実感です。
これは、理屈としては「そんなの当たり前」だと思います。
42.195kmを走るにしても、一足飛びに走れるわけではありません。
また、例えば、1kmごと、ごそっと走るわけではないのです。
必ず、1歩ずつ歩まなくてはなりません。
ですが、逆に考えると、
「一歩、また一歩、またまた一歩・・・と、一歩ずつ歩んでいけば、(時間がかかるだろうが)必ず、42.195kmの目標に到達する」
のです。
初めて、マラソン大会とかではなく、無謀にも「自分だけで42.195kmを走ってみよう」と思って、チャレンジしたときのこと。 最終盤のラスト5kmは、河川敷のコースになりました。
そのときは、体がこれまで経験したことがないほどしんどくて、脚が動かなくなってきました。
そのとき、私が知らず知らずのうちにやっていたのは、「とにかく、あそこの日陰まで行こう」「とにかく、あそこの黄色い草のところまで」「とにかく、あそこの標識まで」・・・のように、目の前に見える範囲に目標を作ることでした。
私は、こうして、なんとか脚を動かし続けることができたのです。
もちろん、これはマラソンという目標設定だから言えることかもしれません。
すべての事象に当てはまりません。
しかし、この体験以来、私は、なにか確信のような実感で、そう、「1+1=2」のような実感で、「はるか彼方と思われる目標にも、一歩ずつ歩んでいけば、必ず到達できる」と考えられるようになったのです。
これだけで、フルマラソンに挑戦して本当によかったと思います。