他人の不幸の上に、自分の幸せを築こうとしない

4月になって、新しいクラスの子供たちとの出会いがあります。
その出会いは、清新な、前向きな気持ちをもたせる良い機会ですが、それとともに、ルールを徹底する機会でもあります。

私だけでなく、多くの先生が、この出会い=黄金の三日間において、「これをしたら先生は叱る」という宣言をしていると思います。

それは、だいたい

1 危険なこと・危険な遊びをした時
2 人の嫌がること・いじめ行為をした時
3 何回注意しても改めない時

ですね。

ただ、私の場合は、「人の嫌がること・いじめ行為をした時」の言い方を、セミナーで学んだ、こんな言い方をしていた時期がありました。

「他人の不幸の上に、自分の幸せを築こうとしたとき」

この言葉は、「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」の作者であるレフ・トルストイの言葉です。

「人の不幸の上に自分の幸せを築く」とは、人に意地悪をして楽しんだり、人が失敗したのをはやしたり、人が嫌がることをやって楽しんだり、いじめたり、ズルをしたりすることです。

このような絶対に譲れないと思うことは、事前に言っておくことで、強く指導しても、子供たちは納得するものです。