子供たちとの出会いの三日間=黄金の三日間において、クラスの様々なルールを決めていきます。
大人にとっては些細と思われるような様々なルールが、クラスには必要なのです。
例えば、給食におけるおかわりのルール。
早く食べ終わった子から自分でおかわりしてよいのか、それとも、ある時間になったらおかわりしたい子が出てきて平等になるように自分たちでおかわりするのか、それとも、教師が仕切っておかわりするのか。
例えば、クラスにおいてあるボールの使い方のルール。
休み時間に使いたい子が自由にもっていく、それとも、ボールを使いたい子が掲示板に事前に書いておいて、かち合ったらじゃんけんして勝った子が持っていく、それとも、遊び係がもっていく。
ほんと、いろいろです。
こういうとき、子供たちが納得するのは、以前のクラスのルールをヒアリングすることです。
定石ですね。
これは、
1組のルールは?
2組のルールは?
3組のルールは?
と聞いていって、
「それでは、このクラスではこのやり方でやります。もし、しばらくやってみて不都合があったら変えていきます。」
とルールを決めるのです。
クラスが動き出すためにも、この三日間で、一気呵成にルールを作り上げることが必要だと向山洋一氏が言っていました。
そのためにも、事前の準備と決断力が重要です。