記憶がうつ病を引き起こす

「脳の進化から探るうつ病の起源」では、ヒトがうつ病になる原因が、進化にしたがって積み重なっていくと説明されています。

まず、「天敵」。
そして、「孤独」。

そして、「記憶」です。
「記憶」がヒトに必要になったのは、危険な目にあったことを思い出すことで、生き延びることができるからです。

例えば、あるとき、数名で茂みで木の実を取っていたら、突然、ライオンなどの猛獣が現れ、襲ってきました。
自分は命からがら逃げることができたのですが、仲間は哀れにもその猛獣の餌食になってしまったのです。

そんな恐怖の記憶があれば、茂みで木の実を取る際に注意を払います。誰かを見張りにつけたり、見通しのよい茂みを選ぶこともできます。

このように「記憶」は、生存にとって有効なのです。

しかし、その「記憶」の恐ろしさが、フラッシュバックのように現れるとしたら、過剰なストレスになります。

それが、うつ病の原因になるわけです。

もし、記憶に苛まれているなら、その記憶にまつわること、気になっていることを誰かに話すことが有効です。
客観視することができるからです。

PS これも、本気で、私が話を聞きます。
「記憶」がつらいと感じたら、コーチングのセッションを申し込んでくださいね。