今日も、算数の話題です。
日能研の「シカクいアタマをマルくする」問題に、「最大公倍数」「最小公約数」という概念について解答する問題がありました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/117091
私たち教師が扱い、子供達が学んでいくのは、もちろん「最小公倍数」および「最大公約数」です。
ですが、ふと「なぜ最大公倍数って習わないんだろう?」「なぜ最小公約数って習わないんだろう?」と思うものです。
そんな疑問に答えたのが今回の昭和女子大学附属昭和中学校の受験問題です。
その問題です。
(問1)『最大公倍数』はなぜ教科書に書いてなかったと考えられますか。あなたの考えを書きなさい
(問2)『最小公約数』はなぜ教科書に書いてなかったと考えられますか。あなたの考えを書きなさい。
要するに、最小公倍数と最大公約数は教科書で扱うのに、なぜ最大公倍数と最小公約数は扱わないのか、という問題です。
実は、この問題を私も担任する6年生に出した記憶があります。
もちろん、
公倍数は、無限大にまで、いくらでも大きな数が考えられるからです。
また、
最小の公約数は、どの数の場合も「1」であって、扱う意味がないからです。
このように、大人にとっては当たり前でも、子供がふと疑問に思う問題もあります。
ぜひ、時間があったら、取り上げてみてください。