最大公倍数?最小公約数?

今日も、算数の話題です。

日能研の「シカクいアタマをマルくする」問題に、「最大公倍数」「最小公約数」という概念について解答する問題がありました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/117091

私たち教師が扱い、子供達が学んでいくのは、もちろん「最小公倍数」および「最大公約数」です。
ですが、ふと「なぜ最大公倍数って習わないんだろう?」「なぜ最小公約数って習わないんだろう?」と思うものです。
そんな疑問に答えたのが今回の昭和女子大学附属昭和中学校の受験問題です。

その問題です。

(問1)『最大公倍数』はなぜ教科書に書いてなかったと考えられますか。あなたの考えを書きなさい

(問2)『最小公約数』はなぜ教科書に書いてなかったと考えられますか。あなたの考えを書きなさい。

要するに、最小公倍数と最大公約数は教科書で扱うのに、なぜ最大公倍数と最小公約数は扱わないのか、という問題です。… 続きを読む

「ノットイコール」について

昨日、「≒」(ニアリーイコール)について、話題にしました。
ついでなので、

「≠」

について、今日は取り上げます。

この「≠」は、ご存知のように、日本語では「不等号」と呼びます。
英語では、「ノットイコール」(NOT EQUAL)です。

これは、言葉通り「イコールではない」という意味で、等しくないことを指していて、近いとか遠いとかいう意味合いは全くありません。

日本語入力するには、「等号」もしくは「=」で入力すると変換候補の中に入っています。
これは、等号の中に「=」も「≒」も「≠」もあるような感じがするので、変な感じなのです。… 続きを読む

「ニアリーイコール」について

「=」って、もちろんご存知ですね。
等号です。英語で言うと、Equal イコールですね。

何かを説明していて、それとは同じニュアンスではないのだけど、近いなあというときがありました。

そのとき、「=」は使えないので、「ほぼ近い」という記号があったことを思い出して、それを使おうと思ったのです。

それそれ、「≒」です。
この記号を何と呼ぶのかというと、「ほぼ近い」ではありません。

「ニアリーイコール」

と言うのです。日本語では、どうも確定していないようです。
英語では、nearly … 続きを読む