「授業のうまい教師には特徴がある」というタイトルで、信州大学の佐藤和紀准教授が、教育トークライン2022年5月号に書いています。 https://em-tr271.com/L90494/b300/117321
そのリード文には、
「授業の上手い教師の教室は、一流のお店のたたずまいに似ている。空間には流儀があり、哲学を感じる。そして、ほこりが一つとしてない。」
とあります。
ここには、教室環境が整っていることがベースとなって、そのベースの上に授業が成立していることが書かれています。
要は、
「教室環境を整える意識が、授業を整える意識にまで貫かれている」
のです。
その一例をこのように佐藤氏は示しています。
「床にゴミが落ちていない。靴箱やランドセル、ぞうきんなどが整頓されている。毎時間、黒板がきれいな状態で授業が始まる。授業が始まる前に、机上に必要なものが全員用意され、同じように置かれている。」
私も同感です。
授業の上手な先生の教室は、こざっぱりと整理整頓されていて、そこにその先生の意識を感じました。
この教室についての意識は、授業にも当てはまり、授業もその先生の意識が隅々まで行き届いていることが感じられるのです。
さて、皆さんは、授業の上手な先生の教室について、どのように感じますか。