遅ればせながら、「選択理論心理学」なるものを知りました。アメリカのウィリアム・グラッサー博士が提唱した心理学です。
この心理学は、それまで広まっていた、刺激・反応を元にした心理学ではなく、「人は「5つの基本的欲求」を満たすために行動する」と主張する心理学です。
グラッサー博士は、「5つの基本的欲求」を次のように分類しました。
1 生存の欲求
2 愛・所属の欲求
3 力の欲求
4 自由の欲求
5 楽しみの欲求
もちろん、どれか一つだけしか欲求がないという人はいません。誰しも、この5つの基本的欲求をもっています。
しかし、みんな均等にあるのではなく、それぞれの欲求において強弱があります。
要するに、この5つの基本的欲求のバランスは、人によって異なっていて、誰一人同じバランスの人はないと言われています。
そして、このバランスが似ている人同士は、「気が合う」感じがするでしょうし、タイプが異なる人とだったら、何かと意見がぶつかるかもしれないのです。
ですから、無用な争い?を避けるためにも、自分だけでなく、相手のタイプを理解するように努めることが必要とされます。
では、それぞれの基本的欲求とはどのようなものか、明日以降に記していきます。