今日は、森裕子氏による「女性におけるマウンティングの分類」のうち、「自立した人間としての地位・能力を誇示する」マウンティングについて例示して、深掘り?します。
森氏は、こんな例をあげています。
私:「契約3 社目とれて、目標達成したよ〜」
同期:「私もこの前、同期で一番のりでプレゼン担当になったんだ。そのときのプレゼンはね…」
これは、「仕事の有能さ」についてのマウンティングです。「同期で一番乗り」という言葉で相手より仕事ができることを伝えています。
(高い時計を身につけている「私」)
私:<チラチラ見せながら>「これすごく安く買ったんだけど」
これは、「経済的な優位性」を誇示しているのです。いやな趣味?だと思いますが、給料や持ち物、家賃などで示すことが多いそうです。
(独身の私が既婚の友人に対し)
独身の私:「いいな、いいな。私なんて全然結婚できなくって、独身生活を謳歌しまくっちゃってま〜す」
これは、「独身の自由さ」をマウンティングに使ったものです。男性に頼らずに生きる独身女性は、時間や金銭を自由に使えます。それを、既婚者に向けて、優位性を示すわけです。
(都会に住む女性が、地元に帰ってきて)
都会女子:「へぇ〜、・・(地元)にもこんなおしゃれな店ができたんだ」
これは、都会暮らしを優位と見て、地方を見下しているわけです。どこに住んでいるか(居住地)におけるマウンティングです。
いやいや、いろいろなことに、人は自分の優位性を見出すものだと、改めて思いました。