バスの安全ブザーを一週間で開発

一昨日、牧之原市の幼稚園での園児バス置き去り事件を受けて、バスに置き去りを防ぐ仕組みについて話題にしました。

その中で、アメリカでの仕組みを紹介しました。
バスの運転手がエンジンを切ると、自動的にブザーが車内に響き、このブザーを止めるには、バスの一番後ろまで歩いていてボタンを押さないといけないというものです。

そんな仕組みのブザーを、アメリカのスクールバスに搭載されているものを参考にして、日本でもできないか、事件の翌日の9月6日に思い立った人がいます。 3児の父の畑中洋亮さんです。

すぐに、企業の試作品製造を手掛ける会社に相談して、試作品を作成しました。
実験では、エンジンを切ってからしばらくはブザーの音は小さく、さほど気にならないのですが、数十秒たってから、かなり大きな音で警報音が鳴り出しました。運転手は、あわてて座席最後部に行ってスイッチを切ったのです。

畑中さんは、「1週間で形にできるということを証明して、行政を動かしたいと思いました」と言っています。
このような仕組みの装置をつけることを義務化するよう、働きかけていくそうです。

とにかく、このスピード感がすごいと思います。
すぐできることは、やってしまう。その意気込みを見習いたいです。

「ハフポスト日本版」
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