飼育小屋で飼育しているウサギや、ニワトリは、どんどん減少していると思います。
それは、何らかの理由で1羽死んだ場合、その減った分を補充しようというモチベーションや動きがなかなか学校内で湧いてこないからです。
結局、最後の1羽が死んで、飼育委員会がなくなるというケースが、けっこう増えていると思います。
その理由は、もちろん、世話の大変さです。
そして、その世話の大変さに関連する教員の働き方改革の機運です。
普段は、飼育委員会の子が世話をする仕組みですが、やはり、長期休業中は全部を子供が行うことがなかなかできないのです。
すると、教員がやりくりして(ボランティアの場合もある)対応することになります。
この新型コロナウイルスによる休校や、分散登校等で、子供が世話をするわけにはいかないこともあって、さらに、動物を飼育する動きは縮減されていくと思われます。
そうそう、「動物アレルギー」なるものも、動物を飼育することをためらわせる遠因となっていますね。
私自身がネコを飼っていて、「あたたかい動物」(哺乳類)にふれることの癒やしというか、心の落ち着きというか、そんなメリットを心底感じているので、なんとか、子供たちにふれる機会をとりたい気持ちでいっぱいです。
ただ、もう、それぞれの学校で小動物を飼育する時代ではないのだと思います。
違う仕組みが必要です。