「リットル」の表記

昨日、英語の筆記体が、2002年学習指導要領のカリキュラムの変更に伴って、教えられなくなったということを話題にしました。

加えて、近年、このカリキュラム変更とは別の理由によって、リットルの単位表記に筆記体ではなく、活字体が使われるようになっているのです。 よって、2年生の算数で「かさ」を指導する際に、この活字体が使われています。

実は、2009年に、教科書の検定基準の改訂があって、そこでは「国際単位系(SI)の単位又はSIと併用される単位がある場合には、原則としてこれによること」とされたのです。

体積の単位は、国際単位系と併用される単位で、その表記は大文字の「L」か、小文字の「l」となります。
ただ、小文字の「l」は、さすがに数字の1とまぎらわしいので、大文字の「L」を用いているのです。

こうして、筆記体の「くるーん」という「リットル」から「L」に、表記が変わっていったのでした。

実は、私はこの変更を知らなくて、ずいぶんたって3年生の算数を教えていて、その変化に気づいたしだいです。

今はもう、筆記体の「くるーん」という「リットル」を使うと、それは何?という単位と言われてしまいます。

時の流れは早いなあ。