やはり、コロナ禍で子供の体力は落ちていた

令和3年度に実施された「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」のまとめがスポーツ庁から公表されました。
https://em-tr271.com/L90494/b300/118621

令和2年度は、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっていた時期でしたので、全国体力・運動能力テスト自体がほとんど実施されませんでした。ですから、令和2年度の調査のまとめはありません。

しかし、令和3年度の全国体力・運動能力テストは、悉皆のテストとして実施されました。
ですから、今回のまとめは、新型コロナウイルス感染症が起こる前の令和元年度との比較ができるものになっています。

結果はと言うと、やはり、新型コロナの影響は「大」だったのです。
スポーツ庁は次のようにまとめています。

【体力合計点】
・体力合計点については、令和元年度に比べ、小中男女ともに低下した。

【低下の要因】
・低下の主な要因としては、令和元年度から指摘された、
1 運動時間の減少
2 学習以外のスクリーンタイム(スマホ・ゲーム等)の増加
3 肥満である児童生徒の増加
があげられる。
この3点は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、更に拍車がかかったと考えられる。

運動時間については、コロナの感染拡大防止に伴い、学校の活動が制限されたことで、体
育の授業以外での体力向上の取組が減少したことも考えられる。

「そりゃあ、そうだ」というしかありませんね。
外で遊んではいけない。と言われたら、家の中でゲームをやる時間が増えるのももっともです。

これからは、学校でも家庭でも、「意識して」運動する機会を増やしていく必要がありそうです。
これは、子供に限ったことではなく、大人も同様だと思います。