今日は、「がんばれる子が育った家庭の4つの共通点」(日経プレジデントFamilyによる、東大生150人へのアンケートより)のうち、
・ありがとうの心を育てる親の声かけ
について、話題にしていきます。
これまた、基本的に教師も同じスタンスだと思います。
小学校時代、親に言葉や行動で愛情を表現してもらったという人は、76%でした。
以下、どんな愛情表現だったかの例です。
「忙しかっただろうと思いますが、どんな話でも真剣に最後まで聞いてくれた。」
「頭をなでてもらったり、ハグをしてもらったりした。」
「送り迎えやお弁当を朝早く作ってくれたこと。」
「出かける前の「行ってらっしゃい」、家に帰ったときの 「おかえり」。何げない、こういったささいなやりとりがあった。」
相手のことを大切にしているということは、言葉や行動にしないと伝わらないものです。
それを言葉にする愛情表現豊かな家では、子供は親の気持ちを、しっかりうけとめられるのですね。
教師も、思っていることを口にしなくちゃ、言葉にしなくちゃ伝わりません。
そして、小学校時代、家族で「ありがとう」を言い合うことが多かったという人は、65%でした。
「買い物などで荷物を運ぶなど、親の身体的負担を減らしたとき、公共施設やお店で、係員さんや店員さんにちょっとしたことをしてもらったときには、こまめに感謝を伝えていた」 「感謝の気持ちを感じたときは、ささいなことに対してでも必ず言っていたと思います。」
「ありがとう」と言うのは、もう「口ぐせ」だと思います。
教室だったら、「乱発」でよいと私は思っています。