場面緘黙の子にICTアプリが有効

GIGAスクール構想によって、一人一台のタブレットを活用した授業が展開されています。
例えば、Jamboardというアプリによって、子どもたち一人ひとりの意見が、タブレットを通して教室にある大きなディスプレイに映し出すことができるのです。

これって、話題にしていた場面緘黙の子にとって、とってもメリットのあることだと思っています。

それは、場面緘黙の子にとって有効な手立てである

「多様な表現方法を用いて表現させる」

ことに合致しているからです。

場面緘黙の子に話すことを求めるのではなく、書くことでそれを代替えして、自分を表現してもらうのです。

昨日紹介した、私がかつて実践していた算数の計算だと、

「では、・・君の列、前の人から答えを言っていきましょう。」
この・・君の列には、その子がいます。
「12」「14」と前の人から答えを言っていき、その子の番。
その子はその場に立ちます。すると、隣の子がその子のノートをのぞきこみ、答えを言います。「11」。

ですが、これが、そのままJamboardでみんなに示すことができるのです。

もし、場面緘黙の子がクラスにいるのだったら、ICT のアプリを活用して、その子を楽にしていってほしいです。