不登校の子が増えている

10/27に、文部科学省から「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」が発表されました。 https://em-tr271.com/L90494/b300/118841

ここには、子どもたちの長期欠席および不登校の統計も含まれています。

「長期欠席」状態にある小中学生の数は、昨年度から13万人増加した413750 人です。
そのうち、不登校である小中学生は5万人増加の244940人です。
このところ、毎年、不登校の子は増加していたのですが、今年の増加率はこれまでにない高さなのです。

小学校では不登校の割合は1.3%ですが、中学校では5.0%で20人に1人となります。これは、だいたいクラスに1.5人はいることになります。 もう、当たり前のように不登校の子がいるのです。

では、この不登校の要因は何なのか。
この統計では、主な要因を次のようにあげています。

・ 無気力・不安 49.7%
・ 生活リズムの乱れ、あそび、非行 11.7%
・ いじめを除く友人関係をめぐる問題 9.7%
・ 親子の関わり方 8.0%
・ 学業の不振 5.2%
・ 教職員との関係をめぐる問題 1.2%
・ いじめ 0.2%

この調査は、学校からの回答が元となるので、当人や家庭に不登校の要因があると見なされることが多いのだと思います。
ただ、
・ 教職員との関係をめぐる問題 1.2%
・ いじめ 0.2%
というのは、実感として少なすぎると思います。

残念ながら、実は、教職員との関係が良好でなかったり、友達関係のトラブルがけっこうあって、それが不登校につながっていることが多いと推察します。

皆さんは、どう思いますか。