「海の宝石箱やー」的な喩えを使ってみる

ひょんなことで、「笑い」について調べていたら、彦摩呂のグルメレポートの印象的なフレーズに行き当たりました。

私はグルメ番組はほとんど見ないので、そんな印象的なフレーズを使って、食レポをしているということを知らなかったのです。

その彦摩呂の鉄板フレーズが、「海の宝石箱やー」ですね。

知っている方は、何を今更と思うでしょうが、これは海鮮丼を紹介するフレーズなのです。

彦摩呂さんは、こんなことを言っています。

「北海道のロケに行って、魚市場の賑やかな市場食堂で海鮮どんぶりが出てきまして。その輝かしい新鮮な刺身たちを見て、「うわぁ、海の宝石箱や〜! と言うたんですよ。(中略)イクラがルビー、アジがサファイア、鯛がオパールみたいに見えたわけです。」 https://em-tr271.com/L90494/b300/119671

よく考えてみると、味わいを他のものに喩えて表すのは、何か変です。
海の宝石箱って、味の感想になっていません。

ですが、このミスマッチな喩えが、受けて、彦摩呂の代名詞とも言えるものになったのでした。

こんな喩え、いろいろできそうな気がしませんか。

「うちのクラスには、やんちゃな子がそろっていて、毎日、異種格闘技をやっています。」

とか、

「学習発表会の出し物について、学級会で話し合ったら、盛り上がりすぎて、アイデアの六ヵ国協議になっちゃった」

なんて、言えないですかね。

とにかく、クラスの状態や仕事の状態を、ちょっと遠目に見て、比喩で表してみるのも楽しいと思います。