ChatGPTで古文を現代語訳してみた

英語から日本語への翻訳は、ChatGPTでなくてもできますが、それでも、ChatGPTなら簡単です。

バイデン氏の大統領就任演説を、ChatGPTに訳してもらいました。

「日本語に訳してください。
This is democracy’s day. A day of history and hope of renewal and resolve through a crucible for the ages. America has been tested anew and America has risen to the challenge. Today, we celebrate the triumph not of a candidate, but of a cause, the cause of democracy.」

「これは民主主義の日です。歴史と希望の日です。時代を超えた試練を通じての再生と決意の日です。アメリカは再び試され、アメリカはその挑戦に立ち向かいました。今日、私たちは候補者の勝利ではなく、民主主義の勝利を祝います。」

英語だけでなく、他の外国語もChatGPTならOKです。

だったら、古文を日本語訳できるか試してみました。

「次の古典を現代語訳にしてください。

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。
野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
名をば、さぬきの造となむいひける。

その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。
それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。」

すると、こんなふうな現代語訳をChatGPTはしてくれたのです。

「昔々、竹取の老人という人がいました。
彼は野山を探し回り、竹を取っては様々なことに使っていました。
彼の名前は讃岐の造と呼ばれていました。

ある日、彼が竹を取っていると、光る竹の筋を見つけました。
不思議そうに近づいてみると、中から光が輝いていました。
中を覗いてみると、身長三寸程度で非常に美しい人がいました。」

こんなことができるとなると、高校で古文の宿題を出しても、ChatGPTにやらせる生徒が出てしまいます。

もう、ChatGPTを使う前提で宿題は出した方がよいようです。