「登校しぶり」のSOS度?

特別支援教育において、最近NHKの番組にも出演している、信州大学医学部の本田秀夫氏が、「登校しぶり」について言及しています。 それは、「登校しぶり」のSOS度?です。

要は、子供が「学校に行きたくない」と言ってきたとき、どのくらい心に傷を負っているかということです。

私(達)は、子供が「学校に行きたくない」と言ってきた時は、子供が悩み始めた段階だと捉えがちです。
「直前に、何か嫌なことがあったんだろう」と考えるわけです。

しかし、本田氏は違う考え方をします。
登校しぶりは、最終段階だと言うのです。

本田氏の解釈によると、登校しぶりは子供が悩み抜いて疲れ果てて起こります。
子供なりに自分にできることをすべてやった上で、学校に行かないという判断を下したわけです。
この判断は、最終的な決定、最終段階なのです。

ですから、何もせずに「様子を見る」なんて悠長なことは言ってはいけないのです。

子供がつらいと思っていることをなんとかつきとめ、そのことに対して対処できることを探していきましょう。