愛知県・年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日」

愛知県が、公立学校の児童生徒が保護者の休みに合わせて、年3日まで平日に学校を休める「ラーケーションの日」を2023年度から導入すると発表しました。

愛知県「休み方改革」プロジェクトについて
https://em-tr271.com/L90494/b300/120321

その「ラーケーションの日」 (校外学習活動の日)の創設・導入に向けた環境整備(2023年度2学期以降順次)の記者発表の項目を見てみます。

主旨は、次のようです。

「愛知県内の公立学校(小・中学校、高等学校、特別支援 学校)に通う子どもたちが、保護者等とともに、校外(家庭や 地域)で、体験や探究の学び・活動を、自ら考え、企画し、実 行することができる「ラーケーションの日(校外学習活動の 日)」を設け、導入に向けた環境整備を進める。」

要するに、週末や長期休暇以外にも家族で校外での学習活動(旅行?)等に出かけやすくしたいということらしいです。

こんな留意点?が附則としてつけられています。

・「ラーケーションの日(校外学習活動の日)」は、校外での自主学習活動であることから、学校に登校しなくても欠席とならない。

・保護者が、ラーケーションカードに記載された趣旨を踏まえて、子どもと相談し、当面、メール等で学校に届け出ることで、「ラーケーションの日」をとることができる。年3日まで(まとめてとることも可)。

・保護者等の休暇に合わせて「ラーケーションの日(校外学習活動の日)」を取得し、一緒に社会学習を楽しむ(保護者の休み方改革)。

・「ラーケーションの日」をとったことで受けられなかった授業の内容は、家庭において、事前あるいは事後に教科書等を用いて自習する。

これは、事前に申し出れば、欠席扱いしませんよ、ということです。
その上で、欠席した分の授業は自分でやってね、と言っているのです。

感想を言うと、このようなことをわざわざ制度として設定しなくても、保護者が「旅行に行くから学校を休ませます」と学校に言えばよいわけです。

今でも、別段、何の支障もありません。
「事故欠」になるだけですね。

私が担任していたときも、時々、旅行で休む子はいました。でも、私もクラスの子も、別段気にもしていませんでした。

まあ、まったくもって大らかで、「旅行に行ってきたので、お土産です」とクラスの人数分のおかしのお土産を、旅行後にクラスにもってくることもあったのです。

堂々と休めばよいだけなのです。学校に気兼ねすることは全くありません。