この困難な事態は、私のせいなのか? レジリエンスを高める

昨日、一昨日と、困難なクラスを担任していた時、私はどのように「楽観的に」考えようとしていたのか、を示してきました。
今日も、また一つ、示していきます。

私が行った自分への追加の問いかけは、

「この困難な事態は、私のせいなのか?」

ということです。

なかなか授業に入らない子供たち、次から次へと友だち同士でトラブルを起こす子供たち。
静かにしてほしい場面でも大きな声をあげ、走ることさえありました。

こんな子供たち、乱れたクラスは私が原因で作られたのでしょうか。
もちろん、私の指導力が足りないのは確かでしょうが、それまで担任していた先生は、途中で休職したり、転任して、その勤務校に誰ひとりとして残っていない状態でした。 1年生からそれほどの学年だったわけです。

少なくとも、私だけではなく、これまでの教職員の指導がうまくいかなかったり、保護者が子供を見放していることもあったわけです。

ですから、私が悪戦苦闘するのも無理はないので、私だけが原因ではなく、状況も悪かったわけです。

このように、悪い状態の原因を自分のこととするのではなく、多くの部分は外部に原因があると考えることで、「楽観的に」なれます。 過剰に責任を負うのは、心理的にきついことなのです。

まとめると、

「この困難さの原因は、自分だけでなく外部にもある」

となります。

今、困難な状況で、自分が力不足だと悲観している人は、よくよく考えてみてください。
全部あなたが原因で悪いことが起こるなんてことはないです。
少し、楽になってください。