江ノ電のダイヤ改正が発想の転換だった

江ノ電をご存知でしょうか。
正式名称は、江ノ島電鉄と言い、神奈川県の江ノ島と鎌倉を結ぶローカルな鉄道です。

江ノ電は全線単線です。
ただ、住民の利用も多く、列車の本数も多くて立派な輸送機関なのです。

そうそう、観光に訪れた人たちも乗車しますし、あのスラムダンクの聖地である鎌倉高校前の踏切もあるのです。

ということで、けっこうな混雑となることが江ノ電では、時折起こっていました。

それが、この春のダイヤの大改訂により、これまで12分間隔の運転だったのが、なんと14分間隔の運転になったのです。

えっ、混雑しているのに、ダイヤの間隔を開けて本数を減らした!
私も、この12分間隔から14分間隔の変更について、???でした。

ですが、その理由を聞いて、全くもって納得したのでした。

それは、「列車が遅れたときの対応」のためなのです。
遅延は、乗客の混雑による遅延だけでなく、道路と並行して走る江ノ電には、交通混雑による遅延もけっこう起こっていたとのこと。

それが、列車のすれ違い駅での停車時間を確保しておくことで、ダイヤの遅れを回復させることができるようになったのです。
まあ、安定した定時運行を目指したわけです。

この江ノ電の発想は、仕事についても当てはまりますね。
仕事をぎゅうぎゅう詰めにせず、ゆとりをもたせておくことが必要なのです。