7月21日、夏休みが始まった翌日、福岡県で、川遊びをしていた小学6年生の女子児童3人が溺れるという事故が起こりました。
全員死亡であって、3人は同じクラスだったということです。
大変痛ましい事故です。
そして、学校は、どう対応するか必死で考えたのだと思います。
この学校では、保護者説明会と報道向け説明会を開催したのでした。
説明会では、
・事故の経緯の報告
・在校生の心のケアのため、全6年生の家庭訪問と全校児童を対象に精神的なダメージを調べる「心のアンケート」の実施
・「危険な遊びをしている子どもに注意してほしい」と地域への訴え
が提示されました。
報道向け説明会では、全校児童に配った「夏休みの生活について」のプリントを提供しました。そこには、「子どもだけで川や海に行かない」と書かれていました。
この説明会について、このように意見があります。
1 今回の事故は、学校は関係ない。ですから、学校に落ち度がなかったという説明をする必要もない。
2 不安定になった子に対する心のケアは、保護者が行うのが適切である。学校が先回りして行うことではない。
そして、このように、なんでもかんでも学校がやらなくてはならないと考えることが越権行為であり、学校の仕事を増やしているとの指摘は、もっともだと思うのです。
私も、学校は哀悼の意を表するだけでよいと思います。