7月31日、4月に行われた令和5年度全国学力・学習状況調査の結果が、文部科学省から公表され、その中3英語の「話すこと」の結果が、あまりに良くなかった(もしくは、問題が難しすぎた)ことを話題にしました。 今日も、もう少し、詳しく取り上げます。
問題を示します。ただ、これは書かれているのではなく、「話されている」のです。
それが、なかなか聞き取れないのです。
問題1
A baby elephant! How cute! … I can read some Japanese.Its name is Taro… it’s a boy… and,what does this say? (象の飼育小屋の看板に書かれている、「誕生日は3月1日です」を答えます。)
答え
His birthday is March first.
もちろん、これを「7秒後」すぐ「話して答える」わけです。
問題2
I was so excited to see the baby elephant. So, what are we going to do next? (カンガルーを見に行くイラストがあるので、「カンガルーを見に行く」と答えます)
答え
We are going to see kangaroos next.
もちろん、これも「7秒後」すぐ「話して答える」わけです。
問題3も同様な問題です。
これらの問題は、「英語で話しかけられて問われ」、それに対して、「英語で話して答える」のです。
「書かれた」文字はそこにはありません。
聞く・話すだけです。
私の実感で言うと、聞くのがおぼつかないので、まず聞き逃したらアウトです。
次に、聞くことができて、答える内容はわかっているのに、どう話したらよいかわからなかったり、迷っているとアウトとなります。 なんせ7秒はあっという間なのです。
この問題形式は、普段の授業において、この形式で学んでいないと、できないと思います。
マンツーマンでの英語の(文字を介さない)やりとりです。
けっこう難しいと思いますよ。