教室の入口に「のれん」

高学年を担任すると、子供たちの朝のだるい感じを痛感します。
塾通いやゲームをやっていて、夜遅くまで起きている子が多いのです。
その上に、時折、朝ごはんを食べてこない子もいます。

こんな朝のだるい感じをなんとか吹き飛ばそうと、朝、教室に入る時の第一声は、せいいっぱい明るく言ってきました。

同じことを、このメルマガで何度も紹介している松下隼司氏も感じていて、アイデアたっぷりに、こんな実践をやったと言います。

それは、

「のれん」

です。
https://em-tr271.com/L90494/b300/122601

この「のれん」は教室の入り口にかけるのです。

松下氏は、朝、少しでもしんどさが楽になるアイデアとして「のれん」作りを、子供たちに提示し、やってみたのです。

布製の「のれん」は、ネットで1400円程度で購入できると言います。
そして、この「のれん」を子供たちに見せ、

「登校してきたとき、この「のれん」を見たら少しでも元気になるような、言葉や絵を描いてね。」

と言って、油性ペンで描いてもらったのです。

デザインとしては、大きく、

「おはよう」
「6-1」

と書いて、それ以外のスペースに、クラスの子全員が寄せ書き風に書いていきました。

この「のれん」は、朝一番最初に来た子が、マグネットクリップで教室の入口に吊るします。
そして、1時間目が終わるまで吊るしてあるのです。

毎朝、登校して当たり前のように入る教室も、「のれん」をかけるだけで、楽しい雰囲気になったと言います。
「見た目の楽しさ」「くぐって入る」という2つの楽しさがあるのです。

やってみるときっと面白いと思います。