大谷グローブを市民に見せるには

横浜市でも、大谷選手が寄贈したグローブが各学校に届き始めています。

各学校では、寄贈されたグローブをどう活用?するか、あれこれ智恵を絞っているようです。

そんな中、大分県別府市の「市役所に展示」が物議をかもしていました。

それは、別府市の市長が、SNSで「私が見るだけではもったいない!という事で、市役所正面入口に当面飾ります!」と述べたことで、「私物化?」「飾るのは本来の趣旨に沿わない」と批判されたのです。

結局、市長は「できる限り市民の皆さんにも見てもらい、少しの勇気や元気にしてもらいたい」との思いは、市教育委員会の意見でもあったと釈明しました。
それでも、市役所1階ロビーでの展示は当初の計画よりも短く行われたのでした。

市長への批判に対して、市民の中には「自分も見てみたい」という声がそれなりにあると思います。
野次馬?かもしれませんが、見たい人がいて当然です。
その見たい人がグローブを見て、子供に野球やスポーツをやらせるように尽力したいと思うかもしれません。
だから、一概に市長の判断が悪いわけでもないと思うのです。

ですが、ここは子供たちの願いと市民の願いとの「合意形成」を画策すればよかったのにと思うのです。
どちらも、大谷選手が望む「未来の野球選手を育てるタネ」をまくことになるのですから。

ここでは、市長と教育委員会で決定するのではなく、子供たちにリクエストして、考えてもらう機会をとればよかったと思います。

児童会で話し合ったら、子供たちは一生懸命考えたと思うのですが。
そうしたら、「全校児童が一通りグローブを手にしたら、1週間だけ市役所に貸し出しても良い」なんて意見をまとめるかもしれません。「3個のうち1個だけ貸す」、「ダメ」と言うかもしれません。
それでも、ここで大谷選手の意図を子供たちがしっかと考えることに意義があるわけです。

皆さんはいかが考えますか。