朝の会のメニューを「健康観察?」に絞ったら

ふと思いついたので、朝の会のミニマム?メニューを考えてみます。
・あいさつ ・先生の話 +一つのメニュー
です。
+一つのメニューを、
・健康観察
にしてみたら、と思ったのです。
一般的には、一人ひとり名前を呼んで、返事と自分の状態を述べるのだと思います。
「AAさん」 「はいっ、元気です。」 「BBさん」 「はいっ、少し寝不足です。」
といった短い応答をするわけです。 まあ、「健康観察」の「自己申告」をさせるのですね。
でも、これを1年間ずっとやっていくのも芸がないし、絶対マンネリになりますよね。 つまらない朝の会へまっしぐらだと思います。
これを、子供とのやりとりのバリエーションを増やして、ねらいを「子供理解」「自己開示」「教師と子供とのつながりづくり」にしていくのです。
T「今日は、給食で、みかんが出るから、好きなフルーツを言ってもらうよ」 T「AAさん」 C「はいっ、すいかです。」 T「おーっ、先生も好きだ」 T「BBさん」 C「はいっ、パイナップルです。甘酸っぱいのが好き!」 T「それって、缶詰のパイナップル?それとも生のやつ?」 C「缶詰も、生も好き!」 T「そおかあ」 ・・・
てな感じで、テンポよく答えてもらい、先生が答えを広げていくわけです。
これなら、子供にそんなにプレッシャーはかからないので、いろいろなことを聞き出したり、話してもらうことができると思います。
難を言えば、ネタづくりに困るようになるかもしれません。
でも、好きなこと、がんばっていること、イベントのこと、ニュースのこと・・・、思いつきで、どんどん聞けばよいのです。
例えば、今、思いついたことですが、「今日は、牛丼が好きかどうか聞くよ。牛丼を食べたことがないなら、食べたことがありませんと言いましょう。」なんて、聞けばよいのです。
これを、ずっと続けていくと、一人ひとりの子が何が好きで、何に夢中になっているかわかってきます。 また、その答えに対して、教師が受容的に受け止めていけば、クラスの子みんなが受容的になって、おとなしい子も自己開示を厭わなくなってくるかもしれません。
とにかく、一つに絞って継続することで、そこに「価値」が生み出されるのだと考えます。
繰り返します。 朝の会のメニューの盛りだくさんはやめましょう。