星野富弘さんが亡くなった

星野富弘さんが亡くなったというニュースが飛び込んできました。 4/28に亡くなられたということです。78歳でした。
私は星野富弘さんのことを知ってから、その生き様を、授業として子供達に提示してきました。 6年生の修学旅行は、日光行くのが習わしでしたが、少し寄り道して群馬県に星野富弘美術館を見学するスケジュールを組むようにしていました。
星野さんは、中学校の教諭だった頃、体操クラブ活動指導中の落下事故で、首から下すべての麻痺になりました。
しかし、口にくわえた筆で絵を描くことで、人生の絶望から立ち直ったのです。 その主に草花の絵には、独特な詩が添えられていて、その絵をみる者を感動させました。
なぜ、花木なのか。 星野さんは、星野さんは、花の絵にそえた詩でこう言っているのです。
「花は自分で動きまわることはできない。 神様に与えられたその場所で、精一杯枝をはり、花を咲かせ、ゆるされた高さまで一生懸命伸びようとしている そんな木を友だちのように思う。」
私は、星野さんの生き様を授業した後、その詩画集を子供たちに提示して、視写させることを定番としていました。 その上で、修学旅行で星野富弘美術館に行っていたのです。
そんな授業をしてから、星野富弘美術館を訪れてから、もう10年以上になります。
今でも、私は、星野さんの絵から伝わるひたむきな気持ちを想起することができます。
御冥福をお祈りします。