子供が困っていることに気づくことは、「合理的配慮」の一部なのか

昨日、「合理的配慮」を取り上げ、その定義？を私なりにしてみました。
ちなみに、内閣府のリーフレットでは、合理的配慮を次のように説明しています。
「合理的配慮は、障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で対応すること (事業者においては、対応に努めること) が求められるものです。」
これを、私は、
「障害のある人から、「これ困っているんだけど、なんとかなりませんか」とリクエストされたら、負担が重くなりすぎない範囲で対応しなくてはならない、ということ」
だと捉え直しました。
ですが、おそらくみんなが悩む、少なくとも私が悩むのが、次の点です。
・「意思が伝えられた」（私の言葉だと、「リクエストされた」） ・負担が重すぎない範囲の対応
だと思います。
学校だと、「意思が伝えられた」という状態は、子供が先生に言ってくることであったり、保護者からの要望だったりです。
しかし、そもそも、子供は自分が困っていることがわかっていないことがあって、「意思を伝えられない」こともあるのです。
でも、そんな子供の困り感に気づくことも含めて「合理的配慮」ではないか、と考える人もいると思うのです。
ですが、そんなことはなかなかできることではないです。 できる限り、気づくようにしていくというのが実情だと思います。
この点においては、「子供が自分の困っていることを伝えられる」ように指導していく方向性が、一番合理的だと思うのです。
「この点が困っています。」「これがなかなかできないです。」そう伝えた上で、「助けてください」「手伝ってください」と言える子を目指すのです。