授業において、子供とプラスのやりとりを数多く行う

このところ述べてきた、朝、休み時間、給食等、特別に時間を捻出して、子供と親密になる関わり方を特にやっていないという先生はいます。
教育サークルの先生に聞いてみたら、まあ、ベテランという年齢の先生にいました。
では、どうやって、子供と親密になっているのでしょうか。 それは、「授業におけるやりとり」で親密になっていってるのです。
その「授業におけるやりとり」は、全体に向けてではなく、その子個人に向けての声かけです。 要するに、褒め言葉や励ましの言葉（表情・アクションも）を、その子個人に向けてたくさん発しているのです。
「ナイス！」 「よくできました」 「いい考えです」 「グッジョブです。」 ・・・
そんな「授業における（プラスの）やりとり」を数多く、子供に向けて行っているわけです。
ということは、そのようなやりとりができる場面が授業において、数多くあるというわけです。
わかりやすく言うと、一人ひとりを確認する場面が授業にたくさんあるということです。 私は、子供に向けて、次のように言っていました。
「自分の考えが書けたら、先生に見せにいらっしゃい」 「問題３が終わったら、ノートを見せにきなさい」
そんなワンオンワン（1on1）の場面が、１時間の授業に、必ずいくつかありました。
先に述べたベテランの先生も、授業の中に、ワンオンワン（1on1）で、face-to-faceの場面がたくさんあって、それが子供と親密な関係を作っていくことにつながっているのだと思います。