その子が好きなことを理解する

子供でなくても、人は自分のことをよく理解している人を信用し、親密さを感じるものです。
ですから、その子と親密な関係を作りたいなら、その子のことを、まず理解しなくてはなりません。
その理解の一丁目一番地は、
「その子が好きなこと」 「その子が得意だと思っていること」
です。
この2つのことは、活発な子、運動・勉強ができる子なら、比較的容易に知ることができます。 そんな子は、こちらが問いかけなくても、その子の方から話してくるでしょうし、そもそも好きだから勉強したり、そのスポーツをやったりするからですよね。
では、おとなしい子については、どうでしょう。 きっと、即座に答えられないと思います。
その子が好きなこと、得意なことは、その子とのおしゃべりやアンケートも含めたやりとりで掴むわけです。
かつて、私が担任したおとなしい4年生の女の子がいました。 なかなか、その子と親密になれずにいたのですが、何げない会話から「マインクラフト」が好きだということがわかりました。
私も、さっそく「マインクラフト」をやってみた上で、その子に話しかけました。 すると、その子が、次から次へと話すこと、話すこと。普段のおとなしさと比べて、びっくりするくらい饒舌だったのです。
それ以来、その子との距離がぐんと縮まった気がしました。
ぜひ、クラスの子の「好きなこと」「得意だと思っていること」を、知るようにしてほしいです。 きっと、その子は先生のことを好きになると思います。