中体連の大会不実施という決断について

今回は、学校における部活動について、取り上げます。
「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」には、部活動について、次のような文言が述べられています。 em-tr271.com/L90494/b581/125361
・部活動の見直し ・部活動指導員の配置充実が必要
折しも、日本中学校体育連盟(中体連)が、全国中学校体育大会において、水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの9つの競技は、3年後から実施しないと発表しました。
これは、そもそも競技人口が少ない競技では、大会を運営する教員の負担が大きく、今後も継続していくことができないと考えたからだと思います。
全国大会があるということは、そこまでたどりつくための都道府県大会、ブロック大会を行うわけで、その大会の運営も教員が行うわけです。
もちろん、引率があるときもあるでしょうし、引率がなくても大会の審判などにかりだされます。
土日の休日に、手当が出なかったり、ほんの少しの手当でかりだされる教員のことを考えると、この中体連の決定は、とってもすごい「英断」であると思います。
このような教員のボランティアに頼ることで成り立っている大会は、なくしていくべきです。 そのような大会は、その統括団体が主催するものに取って代わるべきだと思います。